みなさまへ ごあいさつ
安政5年に開湯したといわれる登別温泉は、11種類もの温泉が沸き出す世界的にも珍しい温泉郷です。自然湧出量は1日1万トン、源泉温度は45℃〜90℃の高温。高い国内人気もさることながら、海外からの観光客も年々増加しております。
そんな登別温泉で昭和54年に創業した「シバオケ三平」は、開店当時は1軒の小さな普通のスナックでした。温泉ホテルの浴衣を着てご来店くださるお客さまに、なんとか少しでも多くの思い出を作っていただこうと努力、努力の毎日だったと記憶しております。
そんなある日、浪曲子守唄(歌/一節太郎)をカラオケで歌うと言う男性のお客さまに、ちょっとふざけて手持ちの化粧道具でメイクしてさしあげたところ、その場は異常に大盛り上がり。「俺も、俺も」とメイク希望者が続出し、店内が笑いと興奮の渦に包まれ、私をはじめ従業員たちはとても驚きました。そして「こんなにもお客さまに喜んでいただけるなら、いっそカツラも付けて、衣装も着せて…」と思い立ち、衣装や小道具を買い集めました。それがきっかけとなり「シバオケ(「芝居カラオケ」の略称)」が誕生したのです。
はじめは1軒の小さな普通のスナックだった店も、全国からいらっしゃるたくさんのお客さまと地元の皆さまに支えられ、おかげさまで創業して30年余りが経ちました。おかげさまで平成8年には姉妹店として炭焼きとラーメンの店「いせくら」(姉妹店)を開店し、地元の味をご提供しながら現在に至っております。
「三平」とは、「お客さま/当店を応援してくださる業者さん/店」が平らなお付き合いをしながら共に繁栄できるように、との気持ちを込めた社名です。これからも“日本初・元祖「シバオケ」の店”の名に恥じぬよう、そしてお客様の思い出作りのお手伝いが出来るよう、従業員一同、努力していく所存でございますので、ぜひ当店で涙が出るほど笑い、楽しい思い出をたくさん作っていただけたらと思います。
「笑う角には福来る」ですよ!
登別観光協会・登別商工会議所 加盟
有限会社三平
代表取締役 安中美恵子